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カーボン・オフセット|1分で学べる環境問題

カーボン・オフセット|1分で学べる環境問題

キーワード|カーボン・オフセット

こんな疑問を解決!


❑ カーボン・オフセットって何?

❑ 実際にはどうやって活用されているの?

❑ 被災地の支援もできるカーボン・オフセットがあるって本当?

 

\環境キーワードのまとめはこちら/

カーボン・オフセット

最近ママの会社の中で「CO2排出を削減しよう!」って頑張ってるんだけど、完全に0にすることってできないわよね。
エアコンの温度を調節したり、蛍光灯を間引いたりして、無駄な電気を使わないようにしている会社も多いよね。確かうちのトイレの座面も冷たいんだっけ?

でも、全部の電気を停めるわけにはいかないから、どうしても最低限の電気分はCO2を排出してしまう。この「どうしても排出してしまうCO2」を削減する方法に「カーボン・オフセット」っていうのがあるよ!
すべて停めたらパソコンも使えないもんね。
そうだね。そもそも「オフセット」とは「相殺する」って意味。つまりカーボン・オフセット=炭素(CO2)を相殺するということ!

今、いろいろな企業や団体、民間人が、エコな設備を導入したり、植林活動をしたり、太陽光発電をしたりして、CO2の排出を削減しているよね。その中には自身の活動で排出してしまうCO2以上にCO2を吸収・削減している場合があるの。そんな「余ったCO2排出削減量」を、CO2排出を削減しきれない企業が買い取って相殺することを、カーボン・オフセットというんだよ! カーボン・オフセットの仕組み

 

\短い動画でわかりやすく解説/

カーボン・オフセットの取り組み事例

ほかの誰かが削減してくれたCO2排出量で埋め合わせをするのね!今度会社で提案してみたいんだけど、このカーボン・オフセットを活用している会社の例ってある?
紙パッケージのメーカーの大昭和紙工産業では、カーボン・オフセットを活用して、すべての営業所で実質CO2排出ゼロ運営を実現しているみたいだよ!

大昭和紙工産業の場合は、年間で全営業所合計約242,000kWhの電力を消費しているんだけど(2019年度実績)、この電力発電分のCO2排出量を算出して、これを宮城県内の一般家庭住宅の太陽光発電に由来するCO2排出削減量の権利(※1)を購入することでオフセット(相殺)しているんだ!
そうなのね!被災地域の復興にも役に立つのはびっくり。
しかも国内のパッケージ製造業では、震災被災地域の再生可能エネルギーを活用して、事業所のCO2排出ゼロにする取り組みは、大昭和紙工産業が初めてなんだよ。

大昭和紙工産業は「2030年に向け『紙』と上手に共存し続けるより良い環境と社会の実現を目指して」というSDGsを掲げて、これからも持続可能な社会の実現に貢献していくみたい!

 

\植樹によるカーボン・オフセットも!/

 

キーワードのまとめ


❑ カーボン・オフセット=炭素(CO2)の排出量を削減量で相殺

❑ 大昭和紙工産業では、すべての営業所で実質CO2排出ゼロ運営を実現

❑ 震災被災地域の再生可能エネルギーを活用している例も!

 


※1 CO2排出削減量の権利

日本国内の企業間で「カーボン・オフセット」を実施普及するために、国内でCO2削減を実施する主体の「CO2削減量」の信頼性を担保すべく、一定条件を満たしたCO2削減量を「認証」する「J-クレジット制度」を2013年度より施行中。 この制度上で「認証」を受けたCO2削減量を「Jクレジット」と称し売買することで、カーボン・オフセットが可能になります。

カーボン・オフセット|1分で学べる環境問題

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