「環境対策、していますか?」
そう聞かれると、言葉に詰まってしまう方もいるのではないでしょうか。
実は日々の暮らしの中で取り組めることはたくさんあるんです。毎日少しの心がけでできる、サステナブルなアイデアをお届けします。
今回のテーマは「野菜くず」。毎日のお料理でたくさん出る、野菜の皮や葉、茎、芯など。何となく捨ててしまっている部分、じつは捨ててしまうのはもったいない!普段食べている部分以上に栄養素が含まれていて、さらに風味や食感が良い場合もあります。
もうすぐ始まる新生活に向けて、栄養たっぷり、節約にもなって、さらに食品ロス削減までできちゃう、野菜くずを使ったお弁当レシピをご紹介します。
目次
野菜を食べ切るとなぜ環境に良いの?
野菜の食べられる部分を食べ切ることは、地球温暖化への影響が大きいと言われている食品ロス削減に繋がります。
地球温暖化は、地球の気温が上昇し気象災害や海面上昇などをひきおこす環境問題です。2023年には「地球沸騰化」が流行語大賞にノミネートされるなど、事態は急速に深刻化しており世界的な課題になっています。
そんな中食品ロスは、地球温暖化への影響が大きいと言われている問題の一つ。食品は生産から消費されるまでに、私たちが想像する以上にたくさんのエネルギーを必要とします。さらに、食品ロスとなって廃棄されてしまう場合にも二酸化炭素やメタンガスなど、温室効果ガスが排出されてしまうのです。
日本では年間約523万トンの食品ロスが発生し、そのうち約47%は家庭から発生しています。
家庭から発生する食品ロスの原因のひとつである「過剰除去」は、年間34万トンも発生しているため、普段野菜くずとして捨ててしまっている部分でも、調理し食べることで、食品ロス削減に大いに貢献することができるといえます。
\食品ロスについて知る/
\旬の食材は地球にやさしい?/
お弁当にぴったりな野菜くずレシピ
もうすぐ始まる新生活。お弁当作りが始まるご家庭も多いのではないでしょうか?特に子どものお弁当箱は小さく、詰めるのが結構難しい…。隙間ができてしまった時のために、ちょっとしたおかずを作っておくと便利です。
今回は野菜くずを使った、簡単お弁当レシピをご紹介します。スタッフが実際に作って子どもと一緒に食べてみました。
【次ページ】「ブロッコリーの茎とベーコンの炒め物」を作ってみました!
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